ママだって笑顔でいたい!
毎日の子供とのやり取り。怒りたい訳ではないのにいつもの会話が怒り口調になっていたり指示語になっていたり。自分でも反省と後悔の連続。それなのに翌日にはまた同じことをしてしまう、という経験はないでしょうか。
そんな時に解決の糸口になるような二冊の絵本をご紹介します。
子どもの気持ちを新発見
犬の親子の食事に関するやり取りで感じる子供の気持ち
『もうママったら!』 作:寺島ゆか 文渓堂
なかなか食べ終わらないわが子にイライラするママがあれこれ小言を言い続けます。それを受ける子どもの言い訳や聞く態度の悪さでさらにヒートアップ。
この絵本のおもしろい点は怒られている子どもが主体というところ。それによって、ママとしての怒る立場から「分かる、分かる」とうなずけ、対する子どもの怒られている時の親からは理解できない言動の真意はこういうことなのか、と新発見できるのではないでしょうか。
壁にはやることリスト、冷蔵庫には「思いやりをもって接する」という自分へのメッセージが貼られているのを発見すると、同じように少しでも笑顔でいようと心掛けているママたちも勇気をもらえると同時にクスリと笑ってしまうかもしれません。
子どもが主体の絵本
小学生のボクとママの毎日が描かれている
『おばあちゃんのことばのまほう』著:漆原 智良、イラスト:西片 拓史 アリス館
1日にどれだけママから「早くしなさい!」と怒られているのかを数えるボクは、その結果に驚いてしまいおばあちゃんに相談します。すると、おばあちゃんからみんなが幸せになるヒントを教えてもらったママは、少しずつ変わり、次第にボクも…
目指すゴールは同じなのに、言い方や態度を変えるだけで物事はスムーズにいくという視点に、新たな発見をもらえます。
ワンオペ育児になりがちな毎日も、温かい言葉が側にあるだけで大きな力になってくれるのではないでしょうか。
日々の育児をスムーズに行うために、いろいろな努力をされているママの心が少しでも楽になりますように。
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