暑い季節ならではの遊びといえば、水遊び。夏休みにプールや海水浴へお出かけした方も多いかもしれませんね。バケツにちょっと水を入れておくだけで、おもちゃにして遊び始めてしまうこどもたち。水遊びが好きなお子さまも多いですよね。我が家の娘も大好きで、よく遊んでいます。今回はそんな水遊びや海にまつわるお話を選んでみました。
水遊びや海の世界をテーマにした絵本
こぐまちゃんたちとパシャパシャ遊ぼう!水遊びの楽しさがあふれる
『こぐまちゃんのみずあそび』 作:わかやまけん こぐま社
「しろくまちゃんのホットケーキ」でおなじみのシリーズです。こぐまちゃんとしろくまちゃんが等身大で繰り広げる水遊び。次から次へと楽しそうな水遊びの光景が描かれます。ママとしては後片付けを考えると、つい顔をしかめてしまうような場面も。こんな風に自由な想像力で遊ばせてあげたい!と思うんですけどね…。
そんなこぐまちゃん達、無邪気ないたずらの中にも、やさしさや思いやりが感じられる一面があり、読後はなんだかほっこりします。こどもにとっては、「次の水遊びにこんな遊びやってみたい!」と遊び心を刺激される一冊です。
海はどんなところかな?
『これは うみ』 作:五味太郎 岩崎書店
波間を漂う一匹のちいさな魚。その魚が泳ぐ目線で海を感じることができる一冊。人間の視点ではないところがユニークです。砂浜まで泳ぎ着いた魚が発した、魚ならではの一文に、ハッとさせられました。
ページあたりの台詞も短く少ないので、お子さまと一緒に、どこまでも広く大きな海を想像しながら読んでみてください。きっとゆったりとした気持ちになれると思います。
まだ海に行ったことのないお子さまに「海ってこんなところなんだよ」と、説明がてら読んであげるのもオススメです。
「私も人魚姫になれる幼稚園に行きたい!!」女の子ならきっと憧れる おひめさまようちえん
『おひめさまようちえんのにんぎょひめ』 作:のぶみ えほんの杜
練馬区在住の絵本作家、のぶみさん。「I Love 練馬あるある」のキャラクターでもお馴染みですね。
多数ある作品のなかで、我が家の娘が特にお気に入りなのが、この「おひめさまようちえん」シリーズです。一歩足を踏み入れれば、そこでは誰だってお姫様。女の子なら一度は憧れる世界ですね。娘も主人公に自分を投影して楽しんでいるようです。
この作品では、暑い日に人魚姫になってプールに入ることになった主人公のアンちゃん。でもアンちゃんは顔に水をつけるのが怖いんです。まずは素敵な人魚姫の水着を選んでお召しかえ。次に、人魚の先生には顔に水がかからない魔法をかけてもらって、いざプールへ。3つの楽しそうなプールの中で、アンちゃんが選んだのは人魚が泳ぐ海のお城プール。
さて、人魚のプールではどんな体験が待っているのかな?そしてアンちゃんは顔に水をつけることができるようになるのでしょうか?娘にもこの本をきっかけに、水をつけることを怖がらないようになってほしいものです。
自転車に乗って海の探検に出かけよう
『チリとチリリ うみのおはなし』 作:どいかや アリス館
どこへでも仲良く自転車に乗ってお出かけする、チリとチリリ。本作では海の中へと出掛けていきます。キラキラときらめく海の中、心踊る探検のはじまりです。
色鮮やかな南の海から、青の濃い深い海まで、チリとチリリにぴったりの素敵な宝物を見つけに一緒に出かけましょう!読み手も、海中に潜ってダイビングを楽しんでいるような気分が味わえます。暑い日には、少し涼しく感じられるかもしれませんね。
おわりに
こどもも大好きな水遊び。この季節ならではだからこそ、存分に楽しませてあげたいですね。絵本の中にも海や水遊びの世界は広がっています。ぜひ、実際の遊びと合わせて楽しんでみてください。