「野菜」がテーマの絵本でモグモグ野菜食べられるようになるかな?
暑い毎日が続きますね。外で遊んで疲れた後は、涼しい室内で絵本を広げて、ゆっくり親子時間を過ごしてみませんか?
今回ご紹介するのは、暑い夏に元気を届けてくれる「野菜」がテーマの絵本です。
赤ちゃんも笑顔に、ユーモアたっぷりな「しかけ絵本」
『やさいさん』 作:tupera tupera 学研
土の中にかくれんぼしている野菜さんと「いない、いない、ばあ」が楽しめます。赤ちゃんも、色鮮やかでどこかユーモアのある表情をした野菜に、きっと目を奪われるはず。シンプルでリズミカルな文章の繰り返しも、読んでいて楽しくなります。
少し大きくなってからにはなりますが、この本を読んだあとに、布団から手だけを出したこどもを野菜に見立てて、「すっぽーん」とひっこ抜いて遊ぶのも、わが子は喜んでいました。読み聞かせの延長で、親子遊びも楽しめる絵本です。
野菜づくりを絵本でシミュレーション
『ぼくのかぼちゃ』 作:かもがわしの こぐま社
庭の畑にまいた種。おかあさんといっしょに大事に育てたぼくのかぼちゃ。ぐんぐん成長するかぼちゃの様子に、男の子の胸はときめきます。スープかな?プリンかな?ケーキもいいなぁ。ところが、収穫まであとわずかとなったある朝に事件が・・・。
読み進めていくうちに、男の子とおかあさんがお世話をする様子や、かぼちゃが成長していく過程も、一緒に体験することができます。きっと自分で育てた野菜の味は格別。自分たちだったら何を作って食べようかな?と想像してお話しながら読むのも楽しいですね。親子で野菜づくりに取り組む前に、読んでみるのもいいかもしれません。
へちまって知ってる?こどもも大人も楽しめる絵本
『へちまのへーたろー』 作:二宮由紀子 絵:スドウピウ 教育画劇
人間の女の子にきゅうりと間違えらえた、へちまのへーたろー。絶対きゅうりに間違えられないへちまになってやる!と持ち前のファイトで、へちまらしさに磨きをかけるべく奮闘するお話。
へちまときゅうりってどこが違うんだっけ?と大人のわたしも考えながら読んだ本。ちょっとシュールな展開に思わず読み手が吹き出してしまいそうになりました。
幼稚園生のわが子は、まだ、へちまを見たことがなかったので、いまひとつピンとこなかったようですが、小学生くらいになればもっと面白さが分かるかも?でも、どこまでも前向きに努力を続けるへーたろーの姿には、きっと感じるものがあったはず。全体的に涼しげな色づかいの絵も、この季節にピッタリの一冊です。
おわりに
太陽がきらめく夏本番、スーパーやマルシェの店頭にも赤や黄色などカラフルな野菜が並ぶようになりました。ママとしてはぜひこの栄養をこどもにも摂ってもらいたい!と思うところ。
でも野菜が苦手なお子さんも少なくないですよね。そんなときは、野菜が出てくる絵本を読んでみてはいかがでしょうか。今よりも親しみがわき、苦手意識の克服につながるかもしれませんね。