復職・就職を考えている子育てパパママにとって避けては通れないのが「保活」。
平成31年度4月入園に向けて、これから始動する方も多いのではないでしょうか。練馬区で初めて保活を経験した実体験を元に、これだけは抑えておきたい保活手順をまとめてみました!
練馬区の保育の現状と保育所のカテゴリーとは?
練馬区の保育の現状
これから保活を始めるにあたって練馬区の保育の現状はどうなっているのか、少しデータ*を調べてみました。
就学前児童数・・・34,871人:練馬区は23区中2番目に人数が多い 保育所の施設数・・・242か所:23区中2位の整備数(認可整備率は94.8%) 保育所の定員数・・・14,134人:こちらも23区中上位2位 新規入園決定率・・・69%(「認可保育園に入園できた児童数」÷「認可保育園に入園申請をした児童数」を表す数字です) *「100都市保育力充実度チェック 2017」より |
練馬区は就学前児童数が多いですが、保育所の施設数や定員数も比較的多く整備されています。ただし、練馬区内で倍率が非常に高いエリアと定員割れをしているエリアがあるので、ご自身のお住まいのエリア状況についてぜひチェックしてみてください!また、練馬区は保育所の中でも小規模保育や保育ママの定員数も多く、このような施設も視野に入れることが重要になってきそうです。
保育所のカテゴリー
保育園に入りたいと言ってもどのようなカテゴリーがあるのでしょうか?保活の際に主に検討される保育所のカテゴリーをご紹介します。
【認可保育園(区立・私立)】※問い合わせおよび申込は練馬区役所
認可保育園は、児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。
練馬区が運営する区立認可保育園と社会福祉法人等が運営する私立認可保育園があります。区立認可保育園は、年間行事や一日の保育の流れ給食の献立なども区で運営をしています。私立認可保育園は園ごとに運営がされており特色もさまざまです。
【家庭的保育事業(保育ママ)】※問い合わせおよび申込は練馬区役所
家庭的保育事業とは、保育士や教員などの資格を持つ保育者が、自宅等を使って3~5人の子供を家庭的な雰囲気で保育をする、保育ママと呼ばれる事業です。
対象児童は生後58日から2歳児クラスまでで、基本保育時間は8時間以内です。保育ママと保育園が連携している場合もあり、保育園の一室を使って一緒に遊んだり給食を食べたりという取り組みも一部あるようです。
【小規模保育事業】※問い合わせおよび申込は練馬区役所
小規模保育事業は、定員数6~19人の小規模な施設です。
対象児童は原則生後58日から2歳児クラスまでで、基本保育時間は11時間です。小さな集団のため保育者の目が全体的に行き届く環境で、子供一人ひとりに合わせた保育をしているのが特徴です。設置基準によりA型、B型、C型があります。
【認証保育所】※問い合わせおよび申込は各保育所
認証保育所とは東京都が独自に定めた保育所基準を満たし、東京都から認証を受けた認可外保育施設で、区が施設に対して運営を補助しています。
ひと月に160時間以上の利用を必要とする児童が対象で、対象年齢は施設ごとに異なります。練馬区に住所を有している世帯には保育料の一部を補助してもらうことができます。また、育休中や求職中でも預けることが可能です。
【認可外保育施設】※問い合わせおよび申込は各保育所
行政による認証や認定がない保育施設で、基準や運営は各施設さまざまです。企業主導型保育事業は国から示された設置基準を満たしています。
さぁ保活をスタート!なにからはじめる?
手順①:区役所に手引きをもらいに行きましょう!
まずは、練馬区役所に「保育利用のご案内(手引き)」ほか保育情報が掲載されている資料をもらいに行きましょう!場所は“練馬区役所本庁舎10階保育課”です。窓口に行くと保育に関する資料の棚が設置されていますので、こちらから必要な書類を取ります。
グリーンの表紙の「保育利用のご案内(手引き)」がメインの冊子となりますが、現在配布されているものは平成30年度のものになります。平成31年度版は10月12日から配布開始とのこと。(※平成31年度4月入園希望の場合は10/12から配布される資料に含まれる申込用紙でなければ申込ができませんのでご注意ください。)
お時間がある方はぜひ窓口で手順の説明を受けると安心です。整理券を発券する機械が置いてありますので券を引き、番号を呼ばれたら窓口に行きます。例年10月以降は窓口が大変混雑するようですので、ゆっくり説明を聞きたい方は早目に足を運んだ方が良さそうです。
ちなみに、なかなか区役所に行けないという方は練馬区ホームページでも該当の書類が掲示してありますのでご確認ください。
こちらのサイトです→https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shussan/hoiku/hoikuen/nyuuen/moushikomi/siori-sisetu.html
手順②:練馬区全図を元に通える範囲の保育園をチェック!
区役所に行ったらこちらの“練馬区全図”もぜひ入手されると便利です。練馬区役所本庁舎1階の庁舎案内にて、受付の方に練馬区全図が欲しい旨を伝えると渡してくださいます。
この練馬区全図には認可保育園(区立・私立)情報が予め載っています。ご自宅に印をつけ、通える範囲の保育所にマーカーをつけていくと、希望園の順番を決める際や実際に通うことを想定した通勤経路などを考える際にとても有効活用できます。
小規模保育園や認証保育園、認可外保育所等は掲載されていませんのでご自身で住所を調べて目印とつけていくと良いと思います。練馬区の保育園申し込みは希望園を13園書けるのですが、ご自宅近辺にどの程度希望できる保育園があるのかを把握すると良いと思います。
手順③:保育の必要性と指数の確認をしてみる
保育園に入園できるかどうかは、大きく下記の2項目について基準を満たしている必要があります。
◆保育の必要性があるかどうか
就労、妊娠・出産、保護者の疾病・障害、同居親族等の介護・看護、災害復旧、求職活動、就学等、子供の保育が必要な場合に保育園入園の申込をすることができます。例えば就労が理由の場合、勤務先から“就労証明書”を貰うなど、各理由を証明する書類等の提出が必要となってきます。
◆利用指数の高い世帯から優先順位を決める
認可保育園は、保育園の利用希望者が定員を超えると入園選考が行われます。この時に使う点数を「指数」と言います。
指数には保育指数と調整指数の2種類があり、世帯の合計利用指数が高い順(保育の必要性が高い順)に入園決定がされていきます。
まずはご自身の世帯の利用指数が何点になるかを確認してみましょう!また、30年度4月の各保育園で入園決定になった世帯の最低利用指数が掲載された資料(最低指数一覧)も区役所またはホームページで入手できますのでそちらも合わせて確認してみると良いと思います。
保育園見学に行ってみましょう!
申込の前にぜひ一度見学に行ってみることをお勧めします。自宅から近い=安心して預けられる保育園とは限りません。お子さんをどのような環境で保育してもらうのかを、実際に通われている園児を見たり、保育士さんのお話を聞いたりして確かめてみてください!
見学の際には事前に園に電話をして日時を調整します。園によっては見学日を決めていて月数回しかチャンスが無い場合もありますので早目にお電話されると良いと思います。
保育園では、保育園の概要や施設の説明・見学、質問などがメインです。給食のアレルギー対応、ベビーカーや荷物置き場の有無、保護者が参加する行事予定、保育料以外にかかる費用など気になるポイントがあればぜひ質問をしてみてくださいね。
保育園見学を終えれば、あとは申込期日までに必要書類を準備し申込をするだけです。平成31年度4月入園の申込締め切りは『平成30年11月30日(金)』となっています。提出方法は直接窓口に行くか、郵送でも可能です。書類不備で提出できないことがないよう早目の行動が重要です!
あとがき
初めて練馬区で保活をしてみて、イメージしていた保育園だけではなく、さまざまな保育環境の施設があることを知りました。また、実際に保育園見学に行くことで、外からでは知りえない園児や保育士さんの様子や保育環境も目で確かめることができ、納得の上で希望園を記入することができます。これから本格的に活動するパパママも多くいらっしゃると思いますが、分からないことはぜひ保育課で随時確認しながら(電話でも質問可能です)保活を進めてみてください!
≪練馬区保育園申込みに関する相談および提出窓口≫ 練馬区役所 保育課入園相談係練馬区豊玉北6丁目12番1号 MAP TEL:03-5984-5848 受付時間:8:30〜17:15(土・日・祝日・休日・年末年始を除く)サイト https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/shussan/hoiku/hoikuen/nyuuen/moushikomi/mousikomi-madoguchi.html |
