お正月も終わり、寒さも本格的に厳しくなってきました。
あっという間に節分の時期を迎えますね。
今回は季節の行事から、節分豆をきな粉にすること、またきな粉を使ってバレンタインデーレシピなど、盛りだくさんの話題でお伝えします。
節分とは?
節分とは本来、「季節を分ける」という意味があります。
つまり、季節の分れ目ですね。
季節の分れ目は「立春・立夏・立秋・立冬」と年4回ありますが、その前日を節分と呼びます
中でも、厳しい冬を乗り越え、春を迎える立春は年の始まりの節分として尊ばれ、重要な日とされました。
現在では、この立春の前日であるもののみを節分と呼ぶようになりました。
練馬区では氷川神社などで節分祭が行われるようです。
節分の豆まきの由来とは?
節分といえば豆です。
昔は季節の分れ目には邪気が入るとされておりました。
この邪気を払うために、古代中国にて行われていた「追儺(ついな)」と奈良時代の宮中行事「豆打ち」の儀式が合わさったものが、現在の豆まきの由来とされています。
どうして大豆を使うの?
では豆まきにはなぜ大豆を炒ったものを使うのか。
古来より穀霊が宿るとされている大豆は神事に用いられてきました、
豆まきに使われるようになったのは、幾つかの説があるようですが、米粒よりも大きいため、鬼祓に最適とされたという説や鬼の目を指す魔の目(魔目=まめ)とつながったという説などがあります。
残った節分豆をきな粉にしよう
楽しく巻いた大豆ですが、実は家庭では残ってしまうことも多いのではないでしょうか?
特に小さなお子様は節分豆を食べると言ってもほとんど数を食べられません
また、アレルギーや誤飲にも特に注意が必要です、
とても硬いのでしっかり咀嚼できるようになっている3歳頃からが食べる目安のようです。
親が目の前にいるときに食べさせるように注意しましょう。
噛まずに飲み込んだ結果、気管に入り込み誤飲による肺炎を引き起こす可能性もあります。
そこで、2歳以下のお子様も、また残ってしまった場合も食べられるようにするためには、きな粉にしてしまえば良いのです!
節分豆からきな粉を作る方法は思ったより簡単です。
きな粉の作り方
1、きな粉を乾煎りする
2、フードプロセッサーにかけ、攪拌(かくはん)する
3、ふるいにかけて出来上がり!
フードプロセッサーがない場合は、すり鉢などですりつぶすことでも代用できますが、ちょっとだけ根気が必要です。
きな粉は、離乳食の赤ちゃんにも使えます。
きな粉は食物繊維、タンパク質、葉酸、カルシウム、鉄分が豊富で、消化吸収も良いので、いろいろな場面で使える便利食材です。
手作りきな粉でバレンタインデーもバッチリ!
せっかく手作りしたきな粉。
バレンタインデーにも使ってみましょう。
このレシピは材料を計って、混ぜて、焼くだけなので、小さな子どもも簡単に作っていただけます。
きな粉ココアスノーボールの作り方
■材料(20個程度)
バター 80g
砂糖 20g
きな粉 30g
薄力粉 75g
ココアパウダー(無糖) 75g
粉糖 適量
■作り方
*バターは室温に戻し、柔らかくしておく
1)柔らかくなったバターと砂糖を混ぜる
2)1にふるった薄力粉、きな粉とココアパウダーを加えさっくりと混ぜ合わせてひとまとめにする。
3)一口大の大きさに丸めて、クッキングシートを引いた天板に並べる
4)160℃のオーブンで20分焼く
5)粉糖を袋に入れ、粗熱の取れたクッキーに満遍なくまぶすように降る。
※粉糖をつける際は必ず粗熱が取れてからにしてください。
いかがでしたでしょうか?
あっという間にバレンタインデーまでバッチリ用意できそうですね。
今回のレシピは、本当にお手軽なので、小さなお子様ともおままごと感覚で楽しめます。
ぜひお試しください!