キセキのタケノコ大名筍とは?
2015年9月に「三島村・鬼界カルデラジオパーク」として認定された鹿児島県三島村。
鹿児島湾からフェリーで3時間。人口約80人の竹島は、その名のとおり島全体を大名竹でおおわれた島。
毎年5月から6月の限られた時期だけ地元の人々の手により一本ずつ収穫されるこの筍は、アクがなく採りたては生でも食べられるほど。濃厚な味と歯ごたえが特徴です。
鹿児島県内でもなかなか流通していない、まさに”キセキのタケノコ“を食べるイベントが、練馬区の2つのレストランで開催されました。
「ラ・シゴーニュ」でワインと大名筍のマリアージュ
練馬駅から徒歩5分。飲屋街の喧騒から少しはずれた住宅街にひっそりと佇む大人の店、「ワイン&フード ラ・シゴーニュ」はあります。フランスをはじめ、世界各国から厳選した200種類・400本以上のワインを有するワインバーで、2016年にスイス・ローザンヌの三ツ星レストラン、カナダ日本大使館、内外高級会員制レストラン出身のシェフがジョインしたことにより、練馬では最も本格的なワイン&フードの店との呼び声も高いです。定期的に行われるイベントでは、ワインと季節食材とのマリアージュを楽しむことができます。
ソムリエの中川昌和さんとシェフの遠山信和さん
ラ・シゴーニュでは、3種類の大名筍コラボメニューが登場しました。
「2つの鹿児島 大名筍と屋久鹿のコンソメゼリー ミラノサラミ 椎茸 ポテトピューレ」850円
「大名筍と千葉県天然ブリのサラダ 三つ葉 ミョウガ ホワイトバルサミコドレッシング」950円
「大名筍と四元豚肩肉のペンネ ペペロンチーノ」1,300円
なんとこちらのメニュー2品(ゼリーとサラダ)では、大名筍に火を入れておらず、召し上がったお客様は皆さん、えぐみのなさ、味の濃さに驚かれたそう。どのメニューも満遍なくオーダーがあったそうで、全品注文される方も何組もいらっしゃったそうです。
ソムリエ中川さんに、大名筍と相性のよいワインを伺ってみました。
「大名筍は基本食感の食材なので、料理のソース、味付けにより選ぶワインは変わってくると思います。天ぷらやサラダ、そのまま塩で食べるなら軽めの白ワイン。醤油などで煮物にするなら、軽めの赤ワイン。泡モノでも良いと思いますよ」
ワイン&フード ラ・シゴーニュ
住所:東京都練馬区豊玉北5-6-9 クラークタワー1F MAP
営業時間:18時~25時
※日曜のみ24時close(休前日除く) ※土日のみハッピーアワー16時?18時
定休日:月曜日
電話番号:03-3992-8266
http://lacigogne-tokyo.com
素材の味をシンプルに。「アロハナ」で竹島の家庭の味を。
2017年3月、保護犬猫ちゃんの活動支援のためにオープンした「ペットカフェ&バー アロハナ」。
看板娘は元保護犬のアロハちゃん。ハワイや西海岸を感じる心地よい空間で、人気メニュー「ALOHANA特製ハワイアンバーガー」に並んで、夜は日替わりで「肉じゃが」や「和定食」なども並ぶ懐深いご飯屋さんでもあります。熊本出身のオーナーさんなので、新鮮な九州野菜が食べられる貴重なお店。
ワンちゃんのお散歩中に、ふらりと立ち寄る常連さんでいつも賑やかです。
オーナーの西村直人さんと小林恵理子さん
日替わりで5種類の大名筍コラボメニューが並びました。
「大名筍の焼きもの」700円 ※初日だけの限定メニュー
「大名筍の玉子とじ」400円、「大名筍の天ぷら」450円
「大名筍と真ダコの酢みそあえ」650円、「厚切りベーコンと大名筍のスパゲッティ」1,200円
お店のFacebookページにて大名筍入荷の記事をアップしたところ、初日から大名筍を楽しみに予約をしてくださったお客様がいらしたそうです。しかも常連のHさんは、2度、全メニュー制覇されたのだそう。
調理担当の西村さんに大名筍の感想を伺ってみました。
「いろいろ手を加えずに、素材を活かしシンプルに食べられるメニューを心掛けました。一番ご注文いただいたのは天ぷらです。これまで筍を苦手とされたお客様も、召し上がられたんですよ。筍の概念が変わった、とおっしゃっていました」
ペットカフェ&バー アロハナ
住所:東京都練馬区桜台4-6-2 KMビル1F MAP
営業時間:昼11時~16時 夜17時~23時
※日曜のみ21時close
定休日:月曜日(祝日の場合営業)
電話番号:03-6914-8730
http://alohana.tokyo
“キセキのタケノコ”に出会える練馬って、奥が深いですね!