美しき華の都パリの展示、練馬区立美術館で「19世紀パリ」展開催中

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19世紀パリ時間旅

練馬区独立70周年を記念して、練馬区立美術館で「19世紀パリ時間旅行―失われた街を求めて―」という19世紀パリの全体像に迫る展覧会が16日(日)から開催されています。

19世紀、パリの歴史に迫る

フランス文学者の鹿島茂氏(明治大学教授、フランス文学者)による「失われたパリの復元」(『芸術新潮』連載)をもとに、19世紀パリの全体像に迫る展覧会を開催します。
パリのはじまりは遡ること紀元前3世紀、以後少しずつ拡大し、ヨーロッパを、世界を牽引する近代都市として形成されました。その長い歴史の中で、もっとも衝撃的な出来事が第二帝政期(1852-70)に行われた「パリ大改造」(1853-70)です。しばしば「パリの外科手術」とも呼ばれるこの大改造は、時の皇帝ナポレオン3世(1808-73/在位:1852-70)の肝いりで、1853年にセーヌ県知事に就任したオスマン男爵(1809-91)によって着手されました。都市としての基本部分こそ大きな変化なく引き継がれましたが、ナポレオン3世の治世当初とその終焉の年ではパリの景観は様変わりしました。この大改造によって、現代のパリに続く都市の骨格が形成されたのです。
1870年代に入り、大手術を経たパリの景観は、印象派をはじめとした画家たちの格好の題材となりました。それは新しいパリが、同時代の芸術家にとって創作の源泉となったことを意味しており、言い換えれば、近代都市の成立は近代美術の形成とも連動していると指摘できるでしょう。
また、この大改造では、多くの犠牲も強いられました。パリ中心部では、下層民の過密状態の劣悪な居住環境は改善されることなく、都市部の労働者や職人はパリ周縁部へと強制的に追いやられ、破壊と変化に人々は翻弄されました。苦しみと不満が募る中で、昔ながらの街並みや消滅したコミュニティを懐かしむ声が聞こえはじめます。懐かしいパリの路地風景を版画におこしたアドルフ・マルシアル・ポテモン(1828-83)の『いにしえのパリ』(1866)には、そのようなノスタルジーが反映されているのです。これは、ユゴーやバルザックに描かれたかつてのパリを私たちに伝える唯一の版画連作です。
本展では、絵画や衣装など多様な美術作品を通して、パリの歴史を辿り、大改造以前・以後のパリを紹介します。
19世紀の首都―パリという都市と社会、そして美術を見つめるタイム・トラベルに出発です!

同時開催[ミニ展示] 鹿島茂コレクションで見る「レ・ミゼラブルの世界」

出典:練馬区立美術館

期間中は様々なイベントが開催

鹿島茂によるギャラリートーク

日時:4月21日(金曜)午後3時~
講師:鹿島茂(明治大学教授、フランス文学者)

①鹿島茂「オスマン大改造以前・以後のパリについて」
日時:5月13日(土曜)午後3時~
講師:鹿島茂(明治大学教授、フランス文学者)

②喜多崎親「美術と建築から見るオペラ座」
日時:5月14日(日曜)午後3時~
講師:喜多崎親(成城大学教授[西洋美術史])

③深井晃子「パリジェンヌの発見―首都の華とモード」
日時:5月20日(土曜)午後3時~
講師:深井晃子(京都服飾文化研究財団理事、名誉キュレーター)

学芸員によるギャラリートーク

日時:5月25日(木)午後3時~

お茶の水女子大学生活科学部人間生活学科生活文化学講座の学生によるギャラリートーク

日時:5月24日(水)・6月1日(木)いずれも午後3時~
解説:お茶の水女子大学生活科学部人間生活学科生活文化学講座の学部3年生(「服飾文化論基礎演習」の履修者)

【関連特別公演】若村麻由美の劇世界 『ワルツ~カミーユ・クローデルに捧ぐ~』

日時:4月29日(土曜・祝日)・30日(日曜)午後6時30分開演(午後6時10分開場)
場所:当館ロビー
出演:若村麻由美(朗読)坂東祐子(パフォーマンス)大杉光恵(ピアノ)安藤梨乃(ヴァイオリン)坂田晃一(音楽・チェロ)

【関連企画】パリと音楽家たち 小林愛実ピアノ・リサイタル

日時:5月20日(土曜)午後3時開演(午後2時30分開場予定)
場所:練馬文化センター
チケット:全席指定 一般2,500円(友の会会員2,250 円/ 2 枚まで)
出演:小林愛実(ピアノ)
曲目:ショパン/ポロネーズ第6番「英雄」変イ長調op.53 2つのノクターンよりop.62-1 モーツァルト/ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」ほか

※プログラムは都合により変更になる場合がございます
※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。
※難聴者イヤホン・車いす席ご希望のお客様は、予約受付専用電話まで、お申し込みください。

練馬文化センター予約受付専用電話 TEL03-3948-9000(10:00 ~ 17:00)
オンライン予約販売 http://www.neribun.or.jp/

【関連企画】フランス映画傑作選

日時:6月3日(土曜)・4日(日曜)午後1時開演(午前12時30分開場予定)
場所:大泉学園ゆめりあホール
チケット:全席自由(1日券)1,200円 ※2本立て・入替なし
上映作品:「巴里の屋根の下」「獣人」(3日)、「スリ」「フレンチ・カンカン<復元長尺版>」(4日)
※3日は鹿島茂氏(明治大学教授、フランス文学者)によるトーク付
※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。
※難聴者イヤホン・車いす席ご希望のお客様は、予約受付専用電話まで、お申し込みください。

練馬文化センター予約受付専用電話 TEL03-3948-9000(10:00 ~ 17:00)

【関連企画】五味康祐オーディオレコードコンサート ~フランス音楽の午後~

日時:4月22日(土曜)A回13:30~15:00 B回15:30~17:00
場所:石神井公園ふるさと文化館分室2階五味康祐オーディオ展示室
(石神井松の風文化公園管理棟内)
解説:当室オーディオ担当職員
定員:各回20 人(抽選) 中学生以上
費用:各回300 円(当日払い)
申込方法
・往復はがきの場合
①「4 月レコードコンサート」(A・B回の別も)、②氏名(ふりがな)※2名まで、③住所、④電話番号を記入の上、4 月8 日(土曜)必着で、以下の宛先までお送りください。
〒177-0045 練馬区石神井台1-33-44
石神井松の風文化公園管理棟内
石神井公園ふるさと文化館分室
・インターネットの場合
練馬区立石神井公園ふるさと文化館ホームページのトップページの申込フォームより、必要事項を記入の上、3 月13 日(月曜)~ 4 月8 日(土曜)午後11時59分までの間にご送信ください。
※3 月12 日(日曜)までは、3 月分の申込フォームとなっておりますのでご注意ください。
※区外の方でもお申込みいただけます。
※コンサートはテーマを変えて原則毎月第4 土曜日の開催(7・8 月はお休み)。締切は各回第2 土曜日。
主催・お問い合わせ:石神井公園ふるさと文化館分室 TEL03-5372-2572

 

 

古き良きパリの魅力、時間旅行でぜひロマンに浸ってみてください。

なお、専用の駐車場はないので有料駐車場をご利用ください。

 

練馬区独立70周年記念展
19世紀パリ時間旅行―失われた街を求めて―

練馬区立美術館
住所:東京都練馬区貫井1-36-16
https://www.neribun.or.jp/museum.html
電話:03-3577-1821
開催期間:2017年4月16日(日曜)~6月4日(日曜)*会期中展示替えがあります休館日:月曜日
開館時間:10:00~18:00 *入館は17:30まで
観覧料:
一般800円、高校、大学生および65~74歳600円
中学生以下および75歳以上無料、
障害者(一般)400円、障害者(高校、大学生)300円
主催:練馬区立美術館(公益財団法人 練馬区文化振興協会)、毎日新聞社
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:新潮社、公益財団法人 京都服飾文化研究財団

 

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