2022年の夏休み、コロナ禍3年目の夏休み、ママこそ大変な夏休み
夏休みも無事に終わり久し振りの日常にホッとされている頃ではないでしょうか。子どもと一緒に過ごすことができる嬉しさもありますが、その分、普段の暮らしとは違いTO DO LIST は増える一方。細々した雑務に追われる内にもうお昼!なんてことも多かったのではないでしょうか。
この夏がんばったこと、大変だったこと、楽しかったことや長期休暇ならではの思い出など、ママたちの夏休みの過ごし方を5人のママに伺ったのでみなさんとシェアできればと思います。
年少さん、小1のママ:Aさん
普段は一人なので簡単に済ませられるお昼ご飯ですが、子どももいるので三度の食事作りをこの夏がんばったそうです。姉弟のけんかを仲裁したり、小1の娘さんの宿題を計画的に進めさせないとというプレッシャーを感じながら進めていると弟くんが邪魔してきてなかなかはかどらない。そうこうしているともうお昼。午前中があっという間に過ぎていくのはママの共通認識でしょうか。あれもこれもが同時進行の中でのお昼ご飯の支度はすべての流れを一度止めてしまうので面倒だなと私も思っていました。
その一方、学校はお休みなのでその分時間に追われずゆっくり過ごせるのは良かったポイントとのこと。
また、川で泳いだり網で魚を捕まえたりと家族で夏を満喫できたことも良い思い出になったそうです。
一日中子どもと過ごすとなれば、ママのひとり時間はどう確保したのでしょう。Aさんはまだ家族が寝静まっている5時に起きてひとりで散歩に出かけ息抜きをしていたそうです。なるほど、必要な時間は余白時間から自分で作ればいいんですね。勉強になりました。
赤ちゃん、年長さんのママ:Bさん
今年で幼児期最後の息子さんと、夏の思い出を沢山作りたい!と精力的に行動されたそうです。息子さんが興味のある鉄道に関する施設やイベントなどに参加したり、家族で旅行を満喫したり、夏ならではのジャブジャブ池などで水遊びも楽しまれたとのこと。
昨秋から新しく赤ちゃんが家族に仲間入りされたBさんファミリー。2駅近く離れた習い事の場所まで週に3度も自転車で通う姿、体調を崩した赤ちゃんのお世話を進んでやる姿、お母さんのお手伝いをと赤ちゃんに離乳食を食べさせてあげる姿など。お兄ちゃんとして初めて迎える夏休みに大きく成長した息子さん。その様子に胸を熱くされたそうです。
どのようなテーマの夏にしようか決めていたおかげで充実した毎日を過ごせた様子が伝わってきました。
小5のママ:Cさん
8月に帰省をする予定があるので、それまでに息子さんの夏休みの宿題を一緒にきっちり終わらせる、というスタンスでこの夏休みに臨んだそうです。
働くママのCさん。帰省の為に職場から休暇をもらうことや、それ以外の日は普段より出勤日が増えたりと仕事と家庭のバランスに苦慮されたとのこと。そして、やはり大変だったのは三度の食事作り。ここに苦労されるママは多いですね。
息子さんにいろいろな経験をさせてあげたいと思いながら、コロナ禍である現状とのジレンマも抱えていたそうですが無事に帰省することができたそうです。
3日連続で行ったビーチではしゃぐ姿、祖父母との花火を喜ぶ姿を見て夏の楽しいひと時を実感されたそうです。
しかし、帰省先で思わぬケガを負ってしまったそうです。まず最初に連絡した整形外科では、コロナ対策により2週間以上こちらに滞在している方しか診察できないと断られてしまったそうです。次に連絡した整形外科では待合室に入らず駐車場で待機するならという条件で受け入れてもらえたとのこと。コロナ禍での病院探しにかなり苦労された様子がうかがえます。Cさんの体験からも、帰省や旅先での急な病気やケガを想定して病院の下調べをしておくと安心かもしれません。
また学校や習い事の時間に追われないことに幸せも感じられたそうです。ママ達は子どものスケジュール管理に一体どれほど頭を悩まされているのでしょう。
小2、小5のママ:Dさん
働くママとして迎える初めての夏休み。お昼過ぎに帰宅するまで家を空けるので普段より出勤のための準備が増えたそうです。
まずは子ども達のスケジュール管理です。出勤前に子ども達に今日やっておくことを伝えていたのに帰宅してみるとそれらは手つかず。ずっとゲームやテレビを見ていた形跡があったそうです。その時のやるせなさ、お察しします。後日、リモコンとゲーム機を持って出勤されたとのこと。
また、食事の面にも気を配ります。ママが帰宅するのはお昼過ぎ。それまで子ども達にお昼ご飯を待たせるわけにはいかないので、冷凍チャーハンなどを用意し先に食べるよう伝えていたそうです。ママが家を空ける場合は子どものことを何より考えて準備されていることが分かります。お兄ちゃんに妹の面倒をみてもらうことに申し訳なさを感じておられましたが、私にはそこから家族の絆を読み取ることができました。
その分、仕事がお休みの日にはお子さん達と少し遠出をしたり旅行で楽しい時間を過ごされたそうです。息子さんが小学5年生ということで、あと何年こうやって一緒に歩いてくれるのだろうと切ない気持ちにもなったとのこと。夏を越えると子どもは大きく成長するのでうれしい反面、少し寂しい気持ちになるのも分かります。
中2、高1、大1のママ:Eさん
成長されたお子さんのママ。子ども達は部活やアルバイトなど3人それぞれの夏休みを過ごしていたそうです。宿題も子ども達に任せママはノータッチ。それでも自分で考え宿題は終わらせていたそうです。子ども達が成長しているため帰宅時間もバラバラ、みんなの休みが合わない日も多々あったとのこと。その分、全員が集合すればその時間を大切にして積極的に会話をしたそうです。なかなか家族が揃わなくても、その分会える時に密な時間を共有する。将来のお手本にさせて下さい。
小1、小5、中1のママ:LOMO
一学期の復習、宿題を早めに終わらせることに重きを置いてこの夏休みを迎えました。時間を決めてこれが終われば次、次、次と息つく暇もなく家庭学習に巻き込まれていました。それでも普段より楽だったのは、時間に追われず過ごせたこと。朝は普段よりゆっくりできるし、夜の習い事は午前中に変わったお陰で夕食時のお迎えもなくなりました。慌ただしさからの解放はありがたかったです。家庭学習には追われていましたが、それよりも外部からの時間に縛られないことが心身ともにリラックスできるなと再認識しました。
おわりに
子どもの成長につれて夏休みの過ごし方は変わっていきます。分かっていても今は目の前の忙しさや子ども達の要求攻めにゆとりはなくなっているかもしれません。しかし、思い返せば3人の息子が小学生以下だった去年の夏休みは、6時半から近所の公園で8時まで野球をし帰宅後はシャワーで水遊び、それから朝食。という具合に朝から体を使って遊ぶことに特化して40日間を過ごしていました。その時思っていたことは、こういう夏休みは今年が最後かなという寂しい気持ちです。今年はまさにその通りとなりました。三者三様に習い事や部活、家庭学習に時間を割くこととなり、息子3人と過ごした今までの他愛もない夏休みの日々を思い切なくなりました。
今回のママ達からも、夏休みが終って嬉しい反面、寂しくもあるというご意見を沢山いただきました。2022年の夏休み、大変だったけどママにとっても幸せにあふれた夏休みとなったことが伝わる結果となりました。ゆっくりした秋をお過ごし下さい。
コメント