漢方美活club福田宇華さんコラムvol.4『〜漢方を始めると暮らしが変わる〜 漢方の理論とアスリートフード』

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「血流たっぷり」の秘訣

先日、やっと忙しい日々から開放され、桜を眺めながら読書を楽しむ機会に恵まれました。
ずっと読みたかった、漢方薬剤師 堀江昭佳先生『血流がすべて解決する』(サンマーク出版)
出雲大社の表参道で90年続く漢方薬局の先生の本です。島根県はもちろん、全国、または海外からも相談のある予約いっぱいの漢方薬局です。

みなさん、血液サラサラには興味あるけれど、血液たっぷりとなるとピンとこないかもしれません。本来流れるはずの血が無いとサラサラにはできません。まずは、血流を増やす事を勧めています。
今までのコラムで、漢方の理論は、心と身体が一体であるというお話をしてきました。それが私が漢方に惹かれた理由の一つですが、堀江先生も、心の安定やあり方を最終的な終着点としています。なんと、その心の安定が、「血流」と関係していると知ったら、みなさん驚かれるかもしれません。
漢方で血が足りない事を、「血虚(けっきょ)」と言います。肌がカサついたり、髪がパサついたり、爪が割れやすいという症状がありますが、身体的な問題だけでは無いのです。物忘れや不眠、不安感をも引き起こしてしまうのです。
血を増やすという事は、身体と心との安定を手に入れると言う事なのです。(血を増やす食材については、前回のコラムで触れております。)やる気がない、イライラする、自信が持てないといった負の感情も、性格では無く、血流が悪いせいで生み出されてしまうのです。

血流が増えるとプラスがいっぱい

さて、血流が増える事によってもたらされる良い点をいくつかご紹介したいと思います。そもそも血がつくられない、血が足りない、血が流れない人は、体質を改善する必要があります。筆者もかなりの「瘀血(おけつ)」体質で、血が滞りやすかったのですが、食生活、運動、心のあり方を少しずつ改善して行った結果、今の疲れ知らずのパラフルな日々を過ごせるようになりました。ぐっすり眠れるので、翌朝には疲れがしっかり取れていますし、頭も身体も良く働き、思うような仕事が出来ています。
血流を良くするまでに要する時間は、「4ヶ月」と言われています。長く感じるかもしれませんが、赤血球の寿命と卵子が準備される時間に関係してきます。
血流が増えると、脳内の幸せホルモン セロトニンが増えます。セロトニンが増えるとストレスを感じにくくなるので、イライラも軽減されます。たかがストレスですが、血管を萎縮させてしまうので、血流が悪くなります。血流が増えると、同じ出来事が起こっても、それを前向きに捉える事が出来るのです。
血=けつは、夜に作られます。眠らないと血が作られないし増やせません。良い血流が、よい睡眠を生むので、生き生きとしている人ほど、睡眠を大切にしています。心と身体、血流の関係を先ほども述べましたが、血流を増やす事で、ダイエット・生理痛・更年期障害・アンチエイジング・抜け毛・白髪、全てに影響があり、改善されます。すべてが血の不足から来るトラブルだからです。血流を増やし免疫力を高め、女性として生き生きと毎日生活したいですよね。
この本で、改めて、血を増やす大切さと素晴らしさを教えられました。本も出会いです。本を読めるくらいの時間は確保したいと、日々の慌ただしさを反省した所です。

長友佑都選手の食事革命から学ぶ

もう一冊手にした本 サッカーの長友佑都選手『長友佑都の食事革命』(マガジンハウス)
アスリートフードを学んでから、ずっと気になっていた本です。あくまでも長友選手個人の食事改善の本なのですが、ヒントがいっぱい隠されていました!
参考にしたいのは、やっぱり「食」への意識。「食」で革命を起こしたら、自身のパフォーマンスが上がりプレーに影響が出たからこそ、それを継続して出来ています。実践して、自分に合った食プログラムを組み立てて、今の身体を築きあげています。30歳を目前にした、29歳の時に、彼の「食事革命」は起こります。
私は漢方に出会ったのは、40歳を目前にした、39歳の時。10年の差がありますが(笑)、節目の時に、やはり身体について考えさせられる時期が来るのです。その時に、どう向き合ったかによってその後の人生は大きく変わるのです。彼は、母子家庭で育ち、忙しい母は、仕事の合間にお弁当を買い与える日々だったそうです。それでも、姉の協力で食のサポートをしてもらったり、本人も口にするものを意識していました。
一番食が乱れがちで、みんながこぞって甘い物、スナック、炭酸飲料を飲む学生時代に、本人はそれを口にする事を避けます。それらに含まれる食品添加物が、カルシウムの吸収を妨げるのを知っていたのでしょうか。姉の協力と本人の意識で、彼の身体は守られて行きます。
「食事革命」を実践する際は、栄養士・管理栄養士の方のアドバイスを頂くのですが、これもやはりかれが素直で、それを、信じ実践してしたからこそ。自分を合うかどうかをきちんと見極め、身体の声に耳を傾けたからこその結果なのです。

漢方の理論とアスリートフード

一見関係の無いように思える、「漢方」「アスリートフード」
私も講座をしていく中で、はっきりと共通点を感じるようになりました。
栄養学だけでは、強くなれない。漢方の理論や薬膳の考え方を取り入れる事で、身体を温める事や、精神を安定させる事を知るのです。
共通する事は、「自分を知ること」体質や考え方、ライフスタイルも違います。いくらそれが身体にいいと言われても、アレルギーや消化能力が追いつかない場合があります。ご自身の身体を良く知っている人こそ、漢方の理論やアスリートフードの理論を自分自身の中に落とし込めているので、目に見えてパフォーマンスが上がってくるのです。
講座開催時に、お母さん達に伝えてるのですが、押し付けの「食プログラム」にならないように。お母さんは言われた通りに食事を作り満足するけれども、肝心なお子さんがそれを食べなかったり残していたら、意味がありません。本人とコミュニケーションを取り、また本人の身体の声に耳を傾け、丁寧に進めて頂きたいと思います。
本人の持っている力を最大限に生かしてあげるのが、「漢方」と「アスリートフード」の融合した理論なのでは無いかと思います。

この度、一般社団法人 女性起業支援協会 lilac(リラ)の講師になることが決まり、30〜50代の女性の自立・起業を支援するお手伝いをさせて頂く事になりました。(一般社団法人 女性起業支援協会 lilacの公式サイトはこちらです。)※ジュニアアスリートフード栄養学については準備中です。
その協会の中で、『ジュニアアスリートフード栄養学(東洋医学ベース)』の新講座を立ち上げ、スポーツをするお子様の為の栄養学を学びたい方、また、ジュニア向けスポーツインストラクターの方で「食」プログラムを取り入れたい方をサポートしていこうと思います。
まだまだ、試行錯誤の日々が続きますが、「血流たっぷり」で、日々を過ごして行きたいと意気込んでいる所です。(ジュニアアスリート栄養学 体験講座が決まりましたら、ご案内致します。)