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漢方美活club福田宇華さんコラムvol.3『〜漢方を始めると暮らしが変わる〜 漢方で美しくなるってどういう事?』

きれいになる

漢方が目指す女性像

最近巷で、「漢方で痩せる」「漢方でダイエット」と目にするようになりましたが、私はそれに違和感を感じます。漢方はダイエットのための方法でも痩せる為の知恵でも無いからです。
漢方が目指す真の健康とは、『心も身体も健やかである事』です。身体だけでなく、心も穏やかで整っていなくてはなりません。

私が感じる漢方で目指す女性像は、『巡りの良い女性』です。
身体の巡りもそうですが、心もストレスなども溜め込まずに、巡りの良い女性が不調から遠ざかると思うのです。先日も手に取った漢方の書籍には〜40歳になったら漢方〜〜オトナ女子の為の漢方〜という言葉が目に付きます。身体の不調が出易い時期に、どう自分の身体と心を向き合うのかがポイントになってきます。『真に豊かで質の良い女性』漢方の目指す女性像は、そんな女性だと痛感するのです。

内側から温める事

巡りの良い身体は、内側からポカポカと温まっていなくてはなりません。
たかが「冷え」ですが、それを放置した女性と冷えを改善した女性の違いは更年期にも影響してきます。身体を温める食材の代表的な食材は、「しょうが」ですが、「生姜=しょうきょう」という生薬名があり、漢方薬にも使われています。このように食材であるけれども、薬効が高い食材の事を『食薬』といいます。今でいうスーパーフードと言われるものでしょうか。一つの食材が栄養価が高かったり、身体に与える影響が強い食アイテムの事です。
私も漢方的温活生活を始めて、冷えを取り除き、体温が上がったおかげで、免疫力もあがり、疲れ知らず病気知らずの身体を手に入れました。

中医学的には、体温は37℃あるのが普通なので、先ず低体温の人は、体温を上げる事が必須です。身体が冷えている事による身体への影響は数知れません。薬膳でいう熱性の食材を口にし、気を巡らせるスパイスなども上手く利用する事も手軽に始められる温活生活です。
私は、薬膳を勉強してから、あまり口にしなかった赤ワインを飲むようにしています。身体を温める事はもちろん、血行を促進し、消化を助けてくれますし、ポリフェノールやフィトケミカルが豊富で女性に嬉しい効果が期待できます。赤ワインになつめやクコの実を漬けてオリジナルのマイ薬膳酒も飲む楽しみがあります。このように楽しみながら、継続出来る温活生活を続ける事が大切です。もちろんワインはほどほどに、身体を動かし、気血を巡らせる事も忘れません。

内側から潤す事

女性に忘れてはならない潤すという事。漢方の「血=けつ」は、滋潤と栄養という作用があり、身体を潤してくれます。血=けつが足りないと、皮膚や髪がパサつき、爪も割れやすくなります。それが血不足の身体からのサインです。また、貧血も、血不足のサインです。潤す食材は、血を作る食材。漢方素材では、なつめ・クコの実・松の実があげられますが、もちろん日々の食材で補充出来ます。

また、五臓の「肺」を潤してくれるのは白い食材です。白い食材は栄養が無さそうなイメージがありますが、しっかり役割があります。特に、乾燥する秋の養生で活躍する白い食材ですが、漢方素材では、松の実・百合根。食材では、銀杏・大根・梨・白キクラゲ・レンコン・ハチミツなどがあげられます。例えば、肺が乾燥すると咳が出るわけですから、肺をしっかり潤しておけば咳の出にくい身体になるのです。これも予防医学の考え方ですね。ハチミツ大根が咳に良いのも納得です。

女性の養生

漢方では女性の一生の体調変化を7年周期で考えます。
女性は、月経・妊娠・出産というメカニズムを備えているので、その一生を「血=けつ」に左右されるのです。

冷えやストレスに敏感で、女性ホルモンや自律神経を崩しやすいのも、女性の特徴です。女性は、陰陽でいうとに属します。身体が冷えると気血の巡りが悪くなり、肥満や肩こり、シミや目の下のクマを招いたり、思考にも影響を及ぼします。今多い、いわゆる「冷えのぼせ」の女性は、頭部はほてっているのに、足先が凍るように冷たい。これでは、ホルモンバランスも自律神経のバランスも崩れてしまいます。

先ずは、身体の冷えを取り除き、体温を上げる事が、巡りの良い女性に近づく第一歩です。私も、白髪や不定愁訴が表れる時期にさしかかっていますが、老いを受けいれ、自然に沿った生き方、本来の自分の生き方か出来るように、日々模索しながら過ごしています。女性の不安を追い立てるような情報に流されず、しっかりと自分を持って、自分に正しい情報を得る賢い女性が、真に豊かで質の良い女性なのかもしれませんね。そうなれなくても、そうなれるように努力する事、自分を労わる事も忘れずに、丁寧に生活したいものですね。

この記事を書いた人

(漢方養生指導士・栄養士・アスリートフードマイスター)
現役三兄弟のママで、女性を中心に漢方を優しくお伝えする活動をしています。《にんべんのだしアドバイザー》として「おだし教室」の開催、《アスリートフードマイスター》として、「アスリートフード講座の開催」も行います。最近は、【ママが輝く 美活フェスタ】のママイベントを手掛けています。食材の力を信じ、食育と合わせて、「食べる」事の大切さを、ママとして皆様に発信しております。

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