漢方とは?
皆さんは、「漢方」と聞いて何をイメージされますか?苦い漢方薬や、高値のイメージがある方もいらっしゃるかと思います。
実はそうではないのです。「漢方」とは、自然に沿って生きる事、日本人に根付いた真の健康の為の知恵とでもいいましょうか。漢方薬も含まれますが、ツボ押しやお灸、鍼、薬膳なども含まれ、
元々人間が持っている力を引き出すのが、漢方の根底にある考え方です。
「漢方」で言う真の健康とは、身体の健康だけでは無く心の健康も指します。私は、漢方に出会い、身も心も救われた経験から、この道を選び現在に至ります。
自分に軸が出来、選ぶ力が付いた事で、ブレない自分、シンプルで洗練された生活を過ごせるようになったのです。
40歳を過ぎ、母として妻として、1人の女性としてこれからの人生を生きようと思った時に、「漢方」は、私の人生を大きく変え、支えるものになったのです。
未病とは?
養命酒のCMで、有名になった「未病」という言葉。病気未満という事ですが、
病名がつかない不調を指します。
なんと無くダルいとか、手足が異様に冷えるとか、頭痛やむくみ、肩こりも身体が訴える不調のサインなのです。
この身体からの不調のサインをきちんと捉えて、対処した方は病気になりませんが、このサインを見逃してしまうと、心身のバランスを崩し、病気になってしまう事が多いです。
漢方の名医は、「病気にすらさせない!」と言われます。それは、身体の声を聞き、きちんと対処する事で、病を遠ざける事が出来るという事です。
私は漢方と出会い、自分としっかりと向き合う事が出来たので、今は心身共にバランスが取れ、思い切り人生を楽しんでいます。
やりたい事が、身体の不調でやれない事ほど辛い事はありません。
身体が不調を訴えた時は、勇気を持って休む!事も、たまには必要なのです。
その決断をする事を漢方は、教えてくれました。
老いを遠ざける漢方の知恵
漢方は、年配の方向けではありません。
お子様から、働き盛りの方、更年期を迎える方、万人に取り入れる事が出来ます。ただ、若いうちは若さで乗り切れてしまうので、漢方とは程遠い生活を過ごしてしまいがちです。現に私もそうでした。
しかし、漢方に出会い、漢方の知恵を取り入れる事で、歳を重ねる事が怖くなりなり、むしろ楽しめるようになりました。
それは、自然に沿って生きる事を知り、歳を重ねる事を受け入れたからなのかもしれません。歳を取ることは避けられませんが、老いを遠ざける事は出来ます!!!
「なつめ」「クコの実」「松の実」など、漢方の食材を口にしたり、「温活」「温育」など、身体を内側身体を温める事で、体温が上がり、免疫力も上がりました。「血(けつ)」が増え、肌や髪の調子も良く、内側から潤いを実感出来るようになりました。
楊貴妃も好んで食べた「なつめ」や「クコの実」は、美容のスーパーアイテムで、老いを遠ざける食材です。
漢方の食材としてももちろんですが、
アスリートの為の食材としても、優れていると、栄養学の面からも実証出来た所です。
今日から始める漢方ライフ
では、「漢方」に少しでも興味を持たれた方が、今日から、始められる漢方とは、何でしょうか?
漢方理解の第一歩は、「自分を知る事」です。巷に溢れてる情報や流行に流され、自分自身を見失っている人も少なくありません。
まずは、自分がやっていて楽しい事、嬉しい事、心からワクワクする生活を送る事。またそのように努める事が大切だと感じます。
食べ物も、せっかく口にするのであれば、美味しいとは思って感謝して食べる事。
漢方美人のコツは、「温めて」「潤す」です。冷えの種類もいろいろあるのですが、臓器の冷えを解消するのであれば、「白湯生活」をお勧めします。
身体の巡りが悪ければ、お灸や鍼は即効性があり、効果の実感も早いです。個人差や好み、体質もあるので
何とも言えませんが、自分に合った「養生法」を身に付けると、身体の巡りが良くなり、パフォーマンスも上がり、やる気も湧いてきます。
自分に合ったものを選ぶ力がある方、自分を良く知っている方は、とても生き生きとハツラツと生活されています。
最終的には「自分らしく生きる事」が、健康の秘訣なのかもしれませんね。